- 「なんだか漫画が描けない」
- 「仕事だから描かなきゃいけないのに、気持ちが全然そっちに向かない…」
あれほど楽しくてたまらなかった漫画、イラスト制作が全然できない。
はっきりした原因がよくわからないけど、そんな状態が続いてしまうことがまれにありませんか?
とてもつらいですよね。
もしかしたらそれ、スランプかもしれません
スランプってなに?
スランプのトンネルに迷い込んで1ヶ月余り…
やっとこ脱出した私が解説します。
- スランプの原因を探りたい人
- 今現在スランプに陥っている人
- スランプを脱出したい人
スランプとはいくつか意味があるようですが、
この記事では
・いつもなら描ける漫画やイラストが描けない
・心がなんとなく空っぽで、ペンを持つ気になれない
状態を指します。
あなたも今まさにこの状態ではないでしょうか?
いつもできてることが、できなくなっちゃうことなんだね。
- 家事や育児、日常生活は問題なく送れる
- ただ漫画を描きたい気持ちだけが、すっぽりなくなっている(どこかに置き忘れたような?感じ)
漫画を仕事にしている場合、これほどつらいことない
この状態がいつ終わるのかもわからない
終わりが見えないってつらいよね
スランプの原因はなんなのか。私なりに考えてみました。
この中に近いものはありますか?
- 疲れやストレスがものすごくたまっている
- 忙しくて漫画を描く時間がない、他にやることがありすぎる
- プライベートで落ち込む出来事があった
- 「漫画がウケなかったらどうしよう」など周囲の反応や評価が、過度のプレッシャーになっている
- 痛烈なアンチコメントが届き、精神的にダメージを受けた
- まわりの漫画家さん、絵師さんと比べて自信を失ってしまった
- 描いても描いてもフォロワー数が増えない、ブログ収入やPRが増えない。発信する意味を見失った
私の場合、②でした…
忙しさが解消されたとたん脱出できました
あなたの思い当たるものはどれ?
タップしてみてね
まずは休みましょう。1時間でも30分でもいい、とにかく体を休ませてあげてください。話はそれから。
寝るのが体には一番いいと思いますが、他に好きなことがあればそれをやってみるのもいいですね。
仲の良いお友だちとご飯を食べに行くとか、評判の良い映画を観るとか。
子どもと一緒にテレビゲームするのもいい気分転換になるかも。子どもも喜んでくれますよ。
いつもお疲れ様です。
仕事から帰ってきても家事育児が待っている。ソファにゆっくり座るひまもなく食事の支度。
子どもがずっと家にいる週末や、とくに夏休みなどの長期休暇になると本当に大変ですよね。
やらなきゃいけないことがあるのに「遊んでー!」「お腹すいたー!」「ママ来てー」と何回も呼ばれる…
いつもお疲れ様です。
どうかゆっくり休んでください(え、とてもそんな時間がない? お疲れ様です)
このような場合は心身を休ませることが何よりも大事だと思います。
無理をせずゆっくり休みましょう。
もしかしたら眠れない場合もあるかもしれませんが、横になるだけでもだいぶ違うと思いますよ。
おうちで静かに映画を見たり、図書館に行って過ごすのもいいかもしれません。
「新連載の漫画、ウケなかったらどうしよう」
「投稿するたびフォロワー数が減ってる…投稿しないほうがいいのかな」
こんな気持ち、痛いほどわかります。不安でどうしようもなくなりますよね。
SNSを始めたばかりの頃は楽しく気楽に投稿していたのにいつからかこんなプレッシャーがつきまとうようになって…
どうしてもいろんなこと考えてしまいますよね。
そんなときはやはり無理をせずゆっくり休みましょう。
せっかくだからいつもより子どもと遊ぶ時間を増やしてみるのもいいかもしれません。
これは本当につらいですよね。
言葉のナイフが心を容赦なくえぐってくるような…
たとえ100人が温かい共感コメントをくれていたとしても、そのうちのたった1人のアンチコメントでこの世の終わりくらいの絶望を感じました。
無理をせずゆっくり休んでください。
私の場合、子どもと遊んでいても時おり思い出して、落ち込んだりしました。
一晩寝たらすこーし気持ちが和らぐかな…でも数日引きずる。
あとは好きなゲームを延々して過ごしました笑。
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めちゃくちゃ共感します。
他の漫画家さんと比べて「なんで私の漫画は…」などと落ち込んだりしてしまうこと、ありますよね。
SNSはフォロワー数も、いいね数も、コメント数も、すべて数字ではっきりとわかるので、人と比べずにいられる方が難しいと思います。
けれどあなたにはあなたの良さがあります。
あなただけの価値観、あなただけの経験や人生、あなただけの育児、そしてあなただけの漫画があります。
あなたの物語はあなたにしか描けません。この世界で唯一無二のものです。
どうか自信をもって描いていってくださいね。
とても共感します。
どんなに頑張って投稿しても一向に成果が見られないというのは、本当にしんどいですよね。
他の人がどんどんフォロワー数やブログPVや広告収入を伸ばしていたりすると、余計につらくなってね。
せっかくここまで頑張ってきたんです。
まずは頑張った自分を褒め、いったん投稿をお休みしてはどうでしょう。
そのうちまた「投稿しようかな」という気持ちになるまで、自分を待ってみましょう。
漫画を描くことが好きならきっと回復しますよ。
これは私の個人的経験によるものですが…
描けないとき(描きたくない気持ちのとき)に無理に漫画を描くことはしない方がいいです。
描きたくない気持ちを無理やり押し込めて頑張ると、
後になってからまるで後遺症のように描けなくなることがある。
というのもそのとき頑張って何とかやり遂げたとしても、新たな漫画を描こうとしたときに気持ちがすっかりしぼんでしまい、描きたい気持ちがしばらく戻らなくなったことがありました。
このとき自分にはどうにもできなくて、時間が解決してくれたよ。
あくまでも私の経験による、本当にただの個人的見解です。
ご参考まで。
まずはいったん漫画から離れてみましょう。
この中のどれか、気になるものはありますか?
- 最近会えていなかった友だちとごはんを食べる
- 図書館に行ってみる、気になっていた話題の本をチェックしてみる
- 子どもととことん遊んでみる
- 気になっていたゲームをやってみる(もし苦手なら子どもに教えてもらうのもGOOD!!)
- カラオケに行ってみる(一人カラオケで歌い尽くすのも良い)
- デパ地下をゆっくり回ってみる、新たなスイーツとの出会いがあるかも
- 推し活動にとことん没頭してみる
- AmazonプライムビデオやNetflixなどの動画サブスクで話題のドラマなどを鑑賞する
- 温泉やスパでリフレッシュ!のんびり一日中過ごしてみる
- 早めに旅行の計画を立ててみる …など
提案がありすぎて読むのがダルイ? ごめんなさい笑
漫画から離れて全然違うことをしていると、そのうち急に描きたい気持ちが戻ってくるかもしれません。
全然違うことをしているときも漫画のネタになるかも!
まったくの無為な時間にはなりませんよ。
私がスランプ状態のとき、声をかけてくれた人は「今はインプットの時期なのかもね」と言ってくれました。
なるほどと思いましたが、インプットというと「知識を深める」とか「勉強する」ことに感じてしまい、当時ちょっとできませんでした。
なんとなく気持ちが疲れていたようです。
あなたが無理なくできて、気分転換になるもの、楽しいと思えることをしてみてください。
楽しいと思えるのなら絵の知識を深めたり、勉強(例えばデッサンなど)をするのもいいと思います。
人間も”充電”が必要なんですね。
インスタグラムで発信していて、次のようなことがありませんか?
- 漫画を投稿したら共感のコメントがたくさん届いた、いいねがいつもよりたくさん付いた
- 「この漫画読みました。とても参考になりました!描いてくれてありがとう」というDMが届いた
- インスタの投稿を見た人がストーリーズでシェアしてくれた
- 親しいインスタ漫画家さんが「あの漫画すごく面白かったよ!」とわざわざDMをくれた
どれもとびきりうれしいことばかりだと思います。励みになりますよね。
「描いてよかった」という気持ちの他に、「役に立てたのかな。うれしいな」という気持ちもありませんか?
人には誰かの役に立ちたいという欲求があると思います。
このような誰かの温かい行動によって、漫画を描きたい気持ちが回復する、ムクムクわいてくることがあります。
ありがたいことですね。
この際せっかくだから、手帳に記録しておきましょう。
- いつごろからスランプになったか、考えられる原因など
- 何をしたのか、何を思っていたかなど、一言でよいので日にちごとにメモ
- スランプから脱出したら、それをエッセイ漫画なり、ブログ記事なり発信する(この記事がまさにそれだね)。
いつかきっと誰かの役に立ちます。
転んでもただでは起きません。ネタにしましょう笑。
さていかがでしたか?
ほんの少しでも気持ちが紛れたならうれしいです。
- 描きたくない(描けない)ときは、無理に描かない
- とにかく休もう! 今のあなたに必要な充電期間であって、決して無駄な時間じゃない
- 誰かがくれた温かいコメントやDMなどを読み返してみよう
- せっかくだからスランプの日々を記録しておこう(他の誰かのため、いつかの自分のためにきっと役に立つ)
漫画制作、イラスト制作はどうしても孤独な作業になりがちですよね。
だけど覚えていてください。
漫画が描けることも、イラストが描けることも、本当にすごいこと。
あなたにはそれができるんです。
いつも孤高に頑張っているあなたへ。
疲れを感じたらどうかゆっくり休んでくださいね。
あなたの才能は決して消えません。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
私が疲れたとき、アンチコメントが来たときに読む本
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